ここで紹介するのは良くあるエクボの補修過程です。

最近ではあまり自分の車を大事にしない人が多くなったのか?
自分の車のドアの塗装がこぼれるのを全く気にしない物だから、
駐車場なんかで平気で隣の車にドアを開けた時にぶつける人が
以前より多くなった気がします。
クルマを大事に考えている人にとっては迷惑な話です。


画像をクリックで大きくご覧になれます。って言ってもたいして大きくなりません。


roadster.jpg (14872 バイト) ここまで凹んでいると、ボディの鉄板は結構伸びてしまってます。
補修部分の塗膜を剥離、スタットと言う専門の機械で引き出します。
同時に伸びた部分を絞ってしまいます。
roadster1.jpg (11169 バイト) 削って無くなった塗料分と成形した時に発生する歪みをパテにより
不足部分を補います。薄付けが基本です。
roadster2.jpg (23461 バイト) パテを#80〜120で荒研ぎを施し、#240〜360で仕上げます。
研ぎ付けは全て『掌』の感覚で造って行きます。
パテと塗装の合いだの僅かに透けている部分がフェザーエッジ
と呼ばれる部分です。
roadster3.jpg (11299 バイト) 上記の作業を終了するとサフェーサーが入ります。
サフェーサーではパテ、塗装のキメの違いによる『吸い込み』と言う現象が
おこり僅かな歪みが発生します。仕上げ塗装にはいる前にサフェーサーで
最後の僅かな歪みを抜きます。ここが仕上げの塗装後の良し悪しを決める
重要な作業になります。
roadster4.jpg (29585 バイト) バッチリ直りました!