車名 | GTO |
作業名 | 右ドア、右リアフェンダ、右ロッカーパネルの取替作業 |
ココでは、GTOの右ドア、右リアフェンダ、右ロッカーパネルの交換作業を紹介します。
このGTOは、一時停止無視のカンガルーバー付きRAV−4に横から追突されてしまいました。
幸い、GTOのオーナーもかすり傷なしでなによりでしたが、大事な愛車はこんなになってしまいました。
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このクルマのオーナーは洗車が趣味です。 莫ショップにてフルチューンが施してあり、これまた凄い! |
作業開始!
手順として、事故の衝撃で何処まで狂いが出ているか見極める必要があります。
幸い、前後輪ヒットした形跡はありません。丁度、リアタイヤ寸前でRAV−4は止まったようです。
しかし、ボディーの歪みによりアライメントが狂ってる事は十分考えられます。
まずはボディーを固定しながら、衝突の入力が一番利いてる所周辺より寸法を測定しながら引き出して行きます。
引き出し作業で寸法どうりに戻った所で外販パネルを外しに掛かります。 大胆にエアータガネで粗切りします。 |
新品部品も揃い、作業は順調に行ってましたがひとつ困ったことに一番ダメージを受けている
サイドシルがメーカー欠品中(入荷未定)と言う事で、中古品を見つけても見つからず。
サイドシルを鈑金する事にしました。
色々考えたあげく、パネル全体を取ってしまった方が良いとも考えましたが、 最終的に途中のガーニッシュクリップの穴との中間で切断する事に決定。 歪みも少なく、この辺が形を作るのに適当と考えたからです。 |
細部の鈑金を終え、センターピラーを適正の位置で溶接した後にリアフェンダーの取付けに入ります。
GTOは通常のクルマと違いセンターピラーが別体になっている為、センターピラーの位置がバッチリ出ていないと
ドアの立付けがまったく合わなくなってしまいます。
その為に慎重に作業を進める事が非常に重要な部分です。
ドアとの立付けの状態を確認後、納得した時点で溶接に取りかかります。 全ての溶接作業を終え、サフェーサーが入った状態です。 |
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ドアが付き、いよいよ塗装に入ります。 |
塗装開始!
現車の隣接パネルの色に忠実に調色し、十分な足付け作業を施し、厳重なマスキング、十分な脱脂
十分なエアーブローを施し、タッククロスにより全ての塵を取り除き、防塵服に身を纏い塗装に入ります。
まずは捨て吹き、色決めを終えたらクリアーによる仕上げを行います。
現車の塗装肌に忠実に合わせ、仕上げます。
新しく塗装した部分との光沢差を無くす為に近隣パネルの磨き、光沢合わせをして 全ての部品を組み付け、洗車、ルームクリーニングを施し終了です。 |