GL400 |
タンクへこみ修理 |
GL400 のヒューエルタンクの凹み修理を紹介します。
タチゴケ等でハンドル周りの部品が接触したのか、かなり激しく凹んでいました。
最悪、板金不能の場合は切開して裏表から板金出来れば良いのですが、
そこまでやって良い車は大変貴重な場合と予算がある場合です。
今回は切開せずに可能な限り外側からの板金に挑みます。
片側全体に大きく凹んでおり、かなりの鉄板が伸びまくってます。
凹み周辺には大きめの膨らみが出てますが、
引出しながら伸びてる部分を絞って行く作業で膨らみは無くなります。
このような凹みを『乾燥大豆をたっぷり入れて、水を入れて一晩待つとか、
エアーの力で膨らますとか』色々な迷信がありますが、鉄板は折り曲げる事により
変形部分が固くなり、角度をつける事により硬さを増します。
自動車等でボディーにプレスラインありますよね。
それってデザインとパネルの強度を出す為に大変重要なのです。
つまり、上記の方法では小さく凹んで直したい所よりいるところより
柔らかめの大きいカーブ部分が内部の均等な圧力により関係無い部分が
変形する危険性は充分あります。
以前、タンクの凹みをエアーの圧力で直そうとしたら、内側の部分が風船のように
膨らんでしまい、タンクは使えなくなってしまったと言う失敗談も聞いてます。
話がそれてしまいましたが、少しづつ周辺から内側に向けて引き出して行けば
これだけ凹んだタンクも直る物です!
タンクの板金を始める前の状態です。 | |
剥離完了後です。 反対側も数箇所凹みがあり、ここだけ綺麗になって 凹みが残るのもカッコ悪い為、この時点でチェックしておきます。 |
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板金引出し作業完了!アールのきつい個所の凹みは鉄板がかなり伸び気味だった為、ガス、電気等で絞りまくりました。 金属の塑性硬化で切開無しではここまでが限界です。 |
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パテ付け整形後サフェーサーが入ったところです。 | |
どうですか?もとの形になったでしょう! |